北海道、東北、山陰と舞台を変えて、“望郷の殺人者”を追う十津川警部班の捜査行に終わりはない。

これが現職最後の担当事件か――松谷警部が駆けつけた現場は両国国技館から歩ける距離だった。

父の跡を継ぎ、石原葬儀社の社長を務める明子は、久々の休日を恋人の黒沢と過ごしていた。そこへ一本の電話が。

東京から来た教科書会社の営業マンが、吹雪の中、崖から転落死した。

マンハッタンの豪邸に住む裕福な企業経営者が何者かに殺害された。被害者は全裸で緊縛され、首にロープが巻きつけられていた。

埼玉県草加市で男児の変死体が見つかった。

新大阪駅ホームに残された若い女

損害保険代理店を営む志摩平蔵は元刑事。警察官の妻を事故で亡くし、子育てのため転職したのだ。

テレビ画面のギャングが銃の引き金を引いた瞬間、現実の弾丸が老人の胸を撃ち抜いた!(「弾丸は飛び出した」)。

女子大生の名木麻由子は、失恋のショックをいやすために京都を訪れた。

犬吠埼の沖合で若い女性の溺死体が発見された。黒潮の流れから、事件発生は御蔵島と八丈島の中間当たりの水域と考えられた。

熊谷の荒川で子供達が悲鳴を上げた。発見された溺死体の男は八高線鉄橋から落とされたのか。

現代ミステリ界の女王、二十世紀最後の力業。

佐賀市内のホテルで学生テニス選手権の優勝者・小田垣悦也が撲殺された。

毎朝、今日こそ逮捕されるという思いで目が覚める。選挙戦がいかに苛酷であろうとも、絶えず心をよぎる。

キャサリンは、アメリカ元副大統領である父とともに来日。

梅雨あけの京都で殺人事件が発生、検視官、江夏冬子は丹波橋駅近くの現場へ急行した。

ミス・コンテストの最終選考に残った五人の美女。最終審査を目前に、四人が次々と死傷する。

初老の裕福な銀行家が殺され、28歳も年下の妻が逮捕された。

大阪のホテルで起きた女性殺害事件。

開店前がいいと思う。会員に私立探偵がいるんだが、もて余した事件を抱えたときにはちょくちょく相談に来ているらしいぜ。

戦後推理小説文壇の巨匠、鮎川哲也の知られざる作品がよみがえる! 未完の遺稿「白樺荘事件」、ファン待望の単行本初収録。

神奈川県の相模湖畔で交通関係の業界紙の社長が殺された。

高級リムジンの運転手が運転席で殺害された。彼は背後から矢で首を貫かれていた。

容疑者は、動機と考えられてしまうことを恐れ、虐待の事実を裁判に持ち出すことを拒否した。

鳴かず飛ばずの新人作家津村は、ホテル殺人に遭遇した体験を描いた『捜査線上のアリア』で、突然売れっ子になった。

雑木林で見つかった無残な腐乱死体。

めくるめく謎と恐怖とブラックユーモア……有栖川有栖がおくる、異色にして華麗なるミステリ短編集!

一人めの被害者は、芸能人のミッキー中野こと秋葉原好一だった!彼は東京・中野区の公園に置かれたベンチに座っているところを、拳銃で撃ち抜かれて息絶えていた。

大学時代の同人誌仲間に誘われ、五年ぶりに水戸に集まった五人の男女。しかし、一人の男の姿が欠けていた。

信州飯田のダム湖に、腐乱したバラバラ死体が浮かんだ。

総合商社の秘書課長・悪田に突然かかってきた電話。柴崎さよ子と名乗った女は知られたくない過去を握っていた。

絞殺された人妻の喉元にくっきりとついた五本の指の跡。

新宿の裏通りにある私立探偵事務所の椅子を壊しそうな巨漢の弁護士に「どうしたんだ、名探偵らしからぬ乱暴なことをいうじゃないか」と切り返されて、馬脚を露しかけた「わたし」はドッキリ。

浜名湖東岸の温泉街で、土産物屋のおかみ・いくが首つり死体で発見された。

死体は木の枝から吊り下げられていた。だが、手も縛られていないし、首の骨が折れているようすもない。

1996年、旅行代理店勤務の名探偵・水乃サトルは、部下の由加理と東尋坊で銃殺事件に遭遇。

札幌近郊のホテルで殺人事件が発生した。被害者は都内在住の女性と判明。

古都の奥庭、嵯峨野の竹林に女の悲鳴が響き渡った。それが、世にも奇怪な連続女性殺人の幕開きだった。

「とき403号」で、60代とみられる男性の刺殺体が発見された。

女性警部補アレックスが知った亡き母の哀しい過去。

1代で財をなした早川卓次は熱烈なSLファンでもあった。

女優が殺害された時、夫は渦潮撮影のため四国へ──。

前集に引きつづきソーンダイク博士の活躍する、倒叙ものと謎解きもの。法医学探偵の面目を伝える秀作群。

本格推理の魅力に充ちた傑作長編。

だから、どの亀取二郎が犯人なんだ!?―その亀取二郎は、二年前の犯罪をネタに恐喝されていた。

テキサスの若き経営者にふりかかった放火の容疑。

会社社長・工藤のもとに届いた脅迫状は、「お前を殺してやる」に始まり、日を追うにつれエスカレート。

交通事故死した父の跡をうけ、京都の葬儀社社長として奮闘する石原明子に葬儀の依頼がきた。

東京と長崎とをつなぐ寝台特急「さくら」。

有明海の三角湾に、著名な風景画家大田垣信也の水死体が上がった。

名探偵・信濃譲二が帰ってきた！　　　　　七つの小説すべてが読者を驚愕させる。

越後湯沢のリゾート・マンションで芸妓・由美の絞死体が発見された。新潟県警は、部屋の所有者・沢木を容疑者として逮捕する。

一人旅中の三浦あや子は田沢湖でベンツに乗った実業家・田代に声をかけられる。

日下刑事は困惑していた―。

函館本線の線路際で、警視庁を定年退職した川島が、絞殺死体となって発見された。一方、東京では川島の自宅に空巣が入る。

時刻表トリック、アリバイ崩し、列車乗っ取り……。

二月の苫小牧。完全犯罪をもくろむ男が用意した完璧なはずのアリバイは、意外な人物によって崩される。

東京浜松町のマンションで、銀座の美人ホステスが刺殺された。かつて愛人関係にあった会社員の長田が、容疑者として浮上する。

真っ赤な文字で“殺”と書かれた車が発見され、トランクから女性の死体が―。殺されたのは女優の矢野礼子。

小日向くるみは鳴海清隆との推理対決に勝てずじまい。

北アルプス・槍ケ岳の観光開発を

水尾市の市会議員である鐘崎義介は酒造会社と市政に批判的な新聞社を経営するやり手。

新幹線の車内で起きた毒殺事件と、都内のホテルで起こった刺殺事件。

夕闇せまるパリの一角、エレベーターに閉じ込められたジュリアンはそこから脱け出そうと悪戦苦闘していた。

16ノットで1時間、これで尾道に着くことはできますか。

帰宅途中の十津川は、女性が車で猫を轢くのを目撃した。

一枚の写真がひき起こす殺人の環に十津川警部が挑む。

京都発城崎行きの特急「あさしお3号」の車内で、十津川警部の友人で作家の沢田功が殺された。

葵祭りに賑わう京都で女子大生が殴殺された。握り締めた手には「ジュウニヒトエの男」という謎の文言が(表題作)。

京都化野の念仏寺でキャサリンと知り合った大学病院の薬剤志岸田マキが毒死。

東京駅に着いた寝台特急「さくら」の個室から、男女の射殺死体が見つかった。さらに所持品から五千万円の札束が。

JR大宮駅北側の陸橋から、高崎線上り列車めがけて投げ落とされた、身元不明の死体。

資産家の女性が自宅で殺された。第一の容疑者は年下の夫。

元大臣の小西が、連続少女殺人容疑で逮捕された。愛人の手紙が、小西のアリバイを崩す証拠となった。

「ぼくの犯罪を暴けるものなら暴いてみろっていうんだ!」母親殺しの嫌疑を自ら認めた中学三年生善田良和の強烈な挑戦状を叩きつけられた朝比奈耕作は、その筆跡に込められた怨念の深さに事件の果てしない闇を見た。

雄渾な自然描写とアリバイ・トリック。日本のクロフツと目された戦前本格派の雄による短編を初集成。

伏見桃山の御香宮絵馬堂で、証券マンが毒死した。

突発的な人違い殺人か?岐阜県下呂温泉で女性客が殺された。その一月後、同地で新たな殺人事件が発生。

札幌のホテルで、美貌の女流画家が殺害された。被害者の周辺を捜査するうちに、容疑者として一人の人物が浮かび上がった。

三月六日、七日と連続して、東京駅に到着した東海道新幹線上り列車内で、男が青酸入りの缶コーヒーを飲んで死んでいた。

和歌山駅前のホテルで大阪の弁護士・安藤英夫が殺害された。

京都の旅館で中年女性が殺され、その知人が東京で殺された。双方の現場に残されていた「陰陽」の墨文字。

東京湾臨海署──通称ベイエリア分署の管内で、テレビ局プロデューサーの落下死体が発見された。

能登半島・恋路海岸で一発の銃弾が女を襲った。

執筆中の流行作家が椅子にのけぞって射殺されていた。

ポンスン卿殺しの容疑者は三人いた。ミステリの愛読者は冒頭の一行のヒントから犯人を推定しだすだろう。

銀行員の三尾健治は東京転勤を機に消息を絶っている高校の同級生を探すことになった。

寂しい金持ち女に窮地を救われ、結婚を迫られた男は、衝動的に彼女を絞殺した。

一人暮らしの六十二歳の画家が殺され、第一発見者で家政婦をしていた生野美帆が容疑者に。

雪まつりと知床流氷観光のバスツアーに参加した志垣警部と和久井刑事は同じバスで回っていた人気テレビ司会者の妻が流氷観光船から氷の海に転落して死亡する事故に遭遇。

密室トリック、アリバイトリック、死体隠蔽のトリックなど、ミステリー小説には、状況におうじて、様々なトリックが使われている。

箱根ロープウェイの搬器内で、室伏ナオミの刺殺体が発見された。

怪盗アルセーヌ・ルパンの淡い恋と冒険を描いた「ルパンの慈善」。アリバイ崩しの名探偵・鬼貫警部が活躍する「風邪の証言」。

古銭コレクターの老人が殺され"甲州金"と呼ばれる蒐集家垂涎の小判が消えた。しかも現場は密室どう犯人のアリバイをくずすか。

社長の女婿ゆえか、妻との屈辱的

出雲の日御碕で女が殺された。

作家の中岡昌作が講師を務める「万葉散歩」講座の一行が訪れた潮来の公園で、参加者の山際房江が絞殺体で発見された。

一人の男が名古屋の墓地で殺された。やがて浮かび上がってきた容疑者は3人…が、事件当日、東京や静岡にいたという容疑者たち。